「ニュースチェック11」3月29日(水)放送分の感想
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「今日の1曲」は、アリス「君よ涙でふりかえれ」(1978年)。
イギリスのEU離脱の 話題で、4月からの長尾香里新キャスターがスタジオに登場し、ニュースを解説した。
「イギリスよ、まずお金を払え」という画面表示に、桑子真帆アナウンサーが「先ほどの離婚で言うところの慰謝料みたいな感じになるんですか?」と質問すると、長尾新キャスターは「それは、ちょっと実は違いまして」とあっさり否定し、解説を続ける。
続く長尾新キャスターの解説を受けて、桑子真帆アナウンサーが「そうかぁー、夫婦で一緒に買ったマンションのローンを払ってよ、というような感じなんですか?」というと、長尾新キャスターは「えぇー、ちょっと、そういう感じです」と、どう返せばいいか、ちょっと困ったような反応、そこへ有馬さんが「そういう感じですかね」と、フォロー。
難解なイギリスのEU離脱問題を、視聴者に分かりやすく伝えるために、身近な例え話にこだわる桑子真帆アナウンサーと、正確な情報をきちんと伝えようとする長尾新キャスター、二人のやりとりは、ちょっと噛み合わない印象だった。
桑子真帆アナウンサーの素朴な人柄の良さが発揮されるのは、有馬さんのしなやかな受けがあってのことだと、番組のキャスティングの妙を改めて実感させられた。
桑子真帆アナウンサーと有馬さんは、この1年間ですっかり名コンビになったと思う、「ニュースウォッチ9」でも有馬さんと一緒なら、桑子真帆アナウンサーの持ち味が消されることはないだろう。
リカちゃん人形の話題で、桑子真帆アナウンサーが「いや〜懐かしいなぁ、私もリカちゃん遊びましたよ」と発言すると、有馬さんが「僕もよく遊びましたね」と発言、桑子真帆アナウンサーが「えっ!有馬さんも?」と驚くと、」有馬さんは「お姉ちゃんとね」と、してやったりのニンマリに、桑子真帆アナウンサーも「あぁ、そうですか、びっくりした」と、笑顔。
今日も、NHKについてのニュースが流れる間は、ツイート表示なし。
民放の不祥事の時は、アナウンサーが番組で謝罪して頭を下げる映像(フジテレビの伊藤アナウンサー)まで流して、「ここまでやらなくても」と嫌悪感を感じたこともある。
不祥事ばかりではない、良いことも悪いことも含め、NHKについてのニュースのときも、他のニュース同様、ツイート表示をしてほしい。
平成も終わろうとしている現代日本に、言論のタブーがあるように感じられるし、NHKは何か後ろめたいことがあるのかと勘繰りたくもなる。
「ニュースチェック11」は、これまでのお堅いNHKのニュース番組のイメージを払拭するような、やわらかさ、親しみやすさが売りなだけに、ツイート表示がされないたびに、NHKの限界を感じて残念に思う。
番組スタッフには今後も、NHKの殻を破るための、不断の努力を期待して止まない。
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